JR茨木駅近くデイケア・ケアプランセンター・ヘルパーステーション 「あんとれ」

 

◆ 認知症とデイケアの役割について

なかむかいクリニックのデイケア「あんとれ」では、脳のリハビリテーションを行っています。脳の働きには様々なものがありますが、脳を活性させることによって、学習効果があるのはいうまでもありません(ニンテンドーDSなどで有名な川島隆太教授の「脳を鍛える大人のトレーニング」などが良い例です)。ただ認知症では、性急に正解を求めていくリハビリテーションではなく、余裕を持った時間の中で、和やかな雰囲気で、訓練や学習をしていくことが大切になります(私たちはこれを「精神療法的リハビリテーション」としています)。

また「あんとれ」ではマクロビオティックを基本にした昼食を提供し、微量元素やプロポリス、DHA-EPAなどを用いて、脳の働きの活性化に取り組んでいます。



基本的な考え方は「健康に生きていくためには自らの体内環境をその生活環境や気候・風土に適応させていくことにあり,適切な食材を選択することにより実現される」というものです。マクロビオティックの基本食は以下に挙げられます。

1. 素材をまるごと食べる
2. その土地に育った旬のものを食べる
陰性の野菜〔トマト,ナス,キュウリ〕は冬に食べると体を冷やす
3. 野菜は有機農法で旬のもの
4. 海草はできるだけ天日干しのもの
5. 長期天然醸造の調味料
白砂糖を使わない。精白していない砂糖を使用する
化学調味料を使わない。精製塩を使わず,自然塩を使う。
6. 食材の理想的なバランス
全粒穀物を全体の50〜60%,野菜が20〜30%,豆類・海草が5〜10%,スープが5〜10%,補助的食品,飲み物,デザート,薬味が5%
7. よく噛み,腹八分目を目安に食べる。寝る3時間前の夜食は控える

特に認知症に関しては海藻類と根菜類が有効と考えられ,悪化原因である,動脈硬化症・高血圧・糖尿病などの生活習慣病をコントロールするために,動物性蛋白や単糖類を控え,植物性蛋白や多糖類をとる必要があります。

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